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Vocal by NAKUMO (NEUTRINO)
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Vocal by NAKUMO (NEUTRINO)
「援助工具」
赤色 夕暮れと同じ色で光る画面は
今日もまた この手をゆるい結び目にする
流行のアーティストの歌に合わせバイブしたら
退屈な約束の手紙でまたひとつ夜が始まる地味な嘘ばかり 手を握ることも
こうやって笑わせば 手に握らされて笑う赤色 夕暮れと同じ色で光る画面は
いつもより少し苦い煙の向こうに揺れ
音の無い風俗映画もこの皺々のシーツも
遠く聞こえるシャワーの音も
全て消えてしまえばいいのに今はもう慣れた 吐き気すらないし
こうやって笑ってれば 退屈がギリリと割れる地味な嘘ばかり 手を握ることも
会話の糸口も 珈琲の砂糖の味も
皮膚を焼く舌も 関係ない約束も
痛いとか甘いとか手に握らされて笑う
この歌も以前アップした「Plz go wiθ me」同様作詞・作曲は自分ではなく約20年前の音楽仲間の歌です。
最近、「エゴイスト」や「老ナルキソス」という売り専(男性同性愛者向けの男娼が性的サービスする風俗)の事を取り扱った映画を鑑賞したり、最近知り合った人がその経験者だったり、
何かしらの形で接触する機会が多かったせいか、ふと友人が作ったこの歌の事を思い出して作ってみようと思いました。
つまり、援○交際をテーマにした歌です。
この歌に関しては自分の手元に全くその音源がなくて、
たしかこんな感じだったかなーと、1音1音自分の記憶だけを頼りに探り探りで作りました。
三拍子の曲苦手だけど、なんとかやり遂げました。
歌詞の中に「退屈な約束の手紙」とあるので、世界観は携帯電話も無い平成初期の売り専だなって思い、これを機に映画「二十才の微熱」を見直したりして、 音楽的な技術よりも歌の世界観の方を重視してこんな感じに仕上がりました。
多分、シングルのA面にはならないような少し地味な歌ですが、僕は結構気に入ってます。
今作の動画は、無駄に本人出演です。笑
以前、「華は散る」という曲の動画を作った時に頭に思いっきりゴミが付いてて、
ゴミが付いてる部分にだけダスト&スクラッチをかけて除去したんですが、
全体にかけると、目の輝きがなくなって感情のない無機質な人って感じのエフェクトがかかるのが気に入って、今回はあえてそれを全部にかけてみました。
それと5月になってマスク着用の考え方が見直されて、徐々にマスクを着ける人も減ってきた印象を受けたので、
こんな時代もあったねっていうのをちょっと残したいなと、マスクを使った映像を作りました。
と、言っても基本的には本人がただマスクを着用して4分間ただ突っ立っているだけです。
4分間ずっと立っているだけの撮影って地味に辛かったです。
今作もなくもバージョンがあります。
少し歌いまわしが違います。
自分のバージョンの方はちょっと淡い危なげな感じがして、
なくもバージョンの方は力強さがあって、どっちも好きです。
[使用動画素材]
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